育児ワーク

育休と時短勤務の関係~復職時の就業形態と第2子誕生時の注意点

働くママにとっての懸念事項として、「育休」と「時短勤務」があります。育休と時短勤務の取得におけるメリットやデメリットをご存知でしょうか。また、時短勤務期間に第2子の妊娠がわかり、再度育休を取る場合にはどのような注意事項があるのでしょうか。事例紹介含め、ご説明いたします。

育休明けの時短勤務利用する?みんなの声とメリット&デメリット

育休明けに時短勤務制度を利用しての復職を検討しているワーママは多いと思います。最近は復職される方が増えています。ただ、その前にあらためて時短勤務利用のメリットとデメリットを確認しておきましょう。周りのワーママはどのように考えているのか見ていきましょう。

「時短勤務制度を利用したい」の声は70%以上!

働く女性は今後時短勤務制度を利用したいと考えているのでしょうか。見ていきましょう。

利用したことがある(4.3%)

利用したことはないが今後利用したい(74.5%) 利用したことがなく、今後も利用の予定なし(21.3%)

出典:はたらこねっと

この数字からもわかるように、今後利用しようと考えている人がたくさんいます。すでに利用した方の意見として、

  • 保育園に送り迎えする時間を考えると間に合わないため、時短勤務制度を利用しました。子どもが大きくなり、保育園の延長もできるようになったタイミングで、フルタイムに戻しました。
  • 育休後、いきなりフルタイムで復帰することは厳しいので、時短を利用しました。自分の気持ちに余裕が持てますし、子どもとも一緒に入れるのでよかったです。
  • 会社を辞めずに、正社員のままでいられるのは大きいです。共働きの方が生活も安定します。

などがあります。利用した方で不満を持たれている方はいません。活用することでワークライフがバランスよく取れるようになります。今後復職を想定している方はすぐに利用を検討してみてください。

時短勤務制度を利用するメリット

時短勤務のメリットは、仕事と子育ての両立です。いくつかメリットを紹介させて頂きます。

  • 家事に割ける時間が増え負担が軽減される

1日6時間勤務のため、通常よりも2時間家事に割ける時間が増えます。子どもができると掃除や洗濯等の回数が増えるため、家事に時間を使えることは非常に重要です。ワークライフバランスを取るための助けになるはずです。

  • 精神的なゆとりを持てるようになる

フルタイムで働くとおそらく休憩する時間が無くなります。子どもができると自分の時間が少なくなるため、精神的にもきつくなるケースが多いです。しかし時短で通常よりも時間が取れるようになると、精神的ゆとりが持てるようになるため、メリットは大きいです。初めての経験で疲れている中で、精神的余暇は非常に重要だと思います。

  • 子どもの急な体調不良などに対応しやすくなる

保育園時代の1〜5歳までの子どもは病気になりやすいです。保育園でもらった病気や空気感染した病気などですぐに保育園を休まなければいけないケースが出てきます。保育園によっては、37度の微熱ですぐに迎えにきて欲しいというところもあるため、時短ですぐに対応できることは助けになるケースが多いです。

  • 職場内で過度な期待をされることがなくなる

時短になると、重い責任の業務がなくなるケースが多くなります。それよりもルーチンの業務や、時間内で終わる仕事が増えるため、過度な期待が無くなります。これを嫌と感じる方もいるかもしれませんが、大切な子どもと向き合える時間を取るためにはメリットだと感じることが多いと思われます。

時短勤務制度を利用するデメリット

追加でデメリットも見ていきましょう。

  • 収入が減る

これが一番のデメリットと感じる方が多いと思います。給料自体が単純に6/8になるケースが多いため、これまで月20万円の給料だった方は15万円に減ります。月5万円の減額は年間で考えると60万円になります。時短の分ボーナスも減ることもありますので、年収がかなり下がった感覚になります。

  • キャリアアップが滞ってしまう可能性がある

時間が限られているため、責任ある仕事を任せにくいという事があります。そのため、新しいことにチャレンジできずルーチンの作業ばかりになってしまうことも少なくありません。スキルアップができず、責任ある仕事もできないため、時短が長期的に続くとキャリアが滞ってしまいます。できるだけ早くフルタイムに復帰し、仕事内容をアップグレードすることがおすすめです。

  • 職場で迷惑がられ、人間関係に悩むことがある

時短勤務は周りの助けが必要になります。時間内に終われない仕事は周りに頼むことになるため、どうしても相手に迷惑をかけてしまいます。それが続くと、周りに頼りづらくなるため、人間関係で悩むようになることは少なくありません。周りと小まめにコミュニケーションをとり、感謝の気持ちを持って接するようにしましょう。

時短勤務期間中に育休を取得すると…?

1人目の子の育児のために時短勤務制度を活用している期間中に、第2子を妊娠するケースはあります。とてもおめでたいことですね。ただその際、時短勤務期間中に育休を取得することは可能なのでしょうか?手当てが減額されるというのは本当なのでしょうか?色々不安があると思いますので、ご紹介いたします。

出産手当金の減額

出産手当金をご存知でしょうか。出産手当金とは産前6週間・産後8週間にかかる期間の給料補填になります。

計算方法は、【支給開始日の以前12ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額】÷30日×(2/3)です。

出産手当金を計算するのに用いる「標準報酬月額」とは、健康保険や厚生年金保険の保険料・保険給付の算定基礎です。標準報酬月額は4〜6月の給料の平均で決まります。もちろん時短勤務中であれば、その時の標準報酬月額で決まるため、出産手当金は減額になります。

手当を減らさないために…月10日以内で働く方法も?

二人目の子どもが時短勤務中にできた場合、育児給付金は減ることは紹介しました。ただやり方次第では減らない方法もあります。それは時短期間中に、月10日勤務で1日8時間働く方法です。これができると、育児給付金は1人目と同じ金額をもらうことができます。2年まで遡って計算されるため限界はありますが、やり方によっては可能になります。

※育児給付金の賃金日額を決める際には、休業に入る前の6ヶ月間の給与が関係しますが、勤務した日が11日以上ある月というのが条件のため、10日であればそのルールから逃れられる。

ただし、会社との交渉の煩わしさと、予定通りに妊娠できなかった時の恐ろしさを考えると、おすすめはできない方法です。最悪、育児給付金がもらえなくなる可能性もあるため、普通に時短で働く方が良いように思えます。

まとめ

・時短勤務のメリット:

家事に割ける時間が増え負担が軽減される・精神的なゆとりを持てるようになる・子どもの急な体調不良などに対応しやすくなる・職場内で過度な期待をされることがなくなる

・時短勤務のデメリット:

収入が減る・キャリアアップが滞ってしまう可能性がある・職場で迷惑がられ、人間関係に悩むことがある

・時短勤務中の二人目の出産手当金は少なくなる。