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「時短勤務は迷惑なのか?」そのような悩みがある人が読むべき4つの解決策

「時短勤務は周りの同僚に迷惑をかけているのではないか?」時短社員の方から、そのような話がよく聞かれます。いま時短で働かれている方の中で、一度はそのような悩みを持たれた方も少なくないはずで、これはワーママ特有の悩みであるとも言えるでしょう。

子供の急な病気などで、当日に休みを取らなければならない。このように同僚に迷惑をかけてしまうことは、実際にはしょうがないことです。しかし、急な休みはフルタイムの方への引き継ぎが必要になるため、周囲にかなり負荷を強いてしまうのも事実です。

とはいえ、こうしたことは時短社員の方だけに起こりうることではありません。フルタイム勤務の社員でも、病気で休むことはあります。必要なのは周りの方に対しての気遣いです。今回は時短社員の同僚、周りの方の意見や、ネガティブなイメージを払拭するために何を心がけるべきかを紹介します。

ワーママがぶつかる同僚の不安

時短社員の悩みを解決するためには、まずは周りの同僚が時短勤務の人に対してどのような不満を抱えているのかを知ることから始めてください。もちろん、これは全員が思っているものではなく、ごく一部の方が抱いている不満になります。過度に重く受け止める必要はありませんが、このような考えをお持ちの方もいると、まずは知っておきましょう。

①同僚の不満~時短勤務のしわ寄せがくる!

出典:ウートピ世論、2016年調べ

626人にアンケート調査を行なった結果になります。悲しい事実ではありますが、2〜3名に1名が時短勤務の従業員に対して不満を持っているのです(アンケートによると、時短勤務を「迷惑」と思っている人は、なんと4割以上います)。

時短の人が何かミスをやらかして仕事が遅延してしまったような時に、その尻拭いは誰がやるのか。それはフルタイムで働く社員に任せる形になるため、「時短の人のしわ寄せのせいでなぜ私が残業しなくちゃいけないの?」そんな不満が挙がってくるのです。

以下のような口コミも見受けられます。

時短勤務のしわ寄せに対する本音

時短勤務や産休についての本音

しわ寄せが全部独身女性や男性社員に行きますよねうちの会社は結婚すると転勤がなくなります。独身ばっか動かされて不満です。しかも、時短の人の発言でびっくりしたのはこどもが熱出せば休めるし、疲れたら熱だしたことにしてやすむ と。嫌なら自分も早く結婚して子供生んでやすめばいいじゃんといわれました。

※参考:Yahoo!知恵袋

時短社員のフォローに疲れた

「私は時短だから」「子供が小さいから無理」「うちは子どもが○人もいるから無理」を免罪符にして、最低限のことしかしません。諸会議も、時間になればさっさと退室。もちろん、権利だから仕方がないんですけど、フォローするのがいつも私(たち)ばかり。短時間の方に権利があるのと同じように、私たち(と、その先にいるサービスを受ける方々)にも権利があると思うのです。

※参考:Yahoo!知恵袋

こうした意見もあることは事実ですが、大切なのはあなた自身の振る舞い方です。不満を抱えている方がいることをまずは理解して、相手の立場に立って仕事に向き合うと、きっと印象は変わります。解決方法はいくつかあるはずです。単純業務のRPA化してしまうのも手です。同じ事業を行う仲間である以上尻拭いというよりも、助け合い、支え合いに近いです。新人の仕事をカバーするのと同様に、時短社員の方のカバーも職場には発生するものです。

②同僚の不満~時短勤務の人は休みすぎ!

続いてよくある不満が「時短勤務者の方は休みすぎ」というものです。特に子供がまだ小さいと、予期せぬ体調不良で急に休む必要が生じます。これは仕方がないことです。ただし、仕事の引き継ぎやマニュアル化ができていないとフォローが難しくなる場合があるほか、フォローへの感謝の言葉がなければ、気持ちよく対応してもらえなくなってしまいます。

休みすぎに対する口コミ

ちょっと疲れたので愚痴です。すみません・・。社内に育児時短勤務が2人います。時短というだけでも周りの負担は増えるのに、更に2人共遅刻や早退、急な休みが本当に多くて、周りも正直参っています。私も子供がおり、育児と仕事の大変さはわかります。しかし、2人同時に1年産休取って、復帰するにあたりある程度は覚悟していましたが、2人共ここまで酷いとは・・。今日も2人揃って子供の熱で急に休み・・。みんな口には出さないけど・・。法律だ権利と言われればそれまでですが、結局しわ寄せは会社やそれをフォローする人に・・今日は、私が用事で半休をいただく予定でしたが、その2人の急な休みのせいでダメになり、久しぶりにイライラしてしまいました。聞いてもらってすみません(涙)

このような口コミもありました。この場合は時短の方がどうこうというよりも、普段からコミュニケーションが取れていないことと、信頼関係が成り立っていないことが問題のようにも感じます。普段から信頼関係ができていると、今日は彼女のために頑張ろう!となるはずです。普段から関係がある仲を構築することが重要です。

③同僚の不満~時短勤務の人って不公平!

上の2つのように休みが多くなり、時短勤務者のしわ寄せ・尻ぬぐいが増えてくると不公平を感じる方が増えてきます。特に女性のフルタイムの方が感じる傾向が強いです。一度子育てを経験している人は共感する部分もあるかもしれませんが、子育て経験がないと共感は難しくなります。会社に普通に来ていても休日のイベントなどは免除されるし、出張もなし。私たちと全然ちがう!という不満が出てくるのです。

子供のいる人ばかりが優遇される「逆マタハラ」という言葉も登場しているように、こうした不満は意外と多くの人が抱えているものです。時短勤務は権利であり、それを変える必要はありませんが、人と人が関わる業務のため、周りへの細かい気配りは不可欠です。小さな気づかいを積み重ね、不公平感を払しょくしてもらえるよう努めましょう。

周りに負担をかけるのがつらい…時短勤務の葛藤あるある

上記とは逆の意見として、時短勤務者からの目線からも見ていきましょう。

時短勤務者の方が自分に責任を感じ、悩んでしまうケースは少なくありません。むしろ誰もが経験しています。つらいのは周囲からの目だけではなく、時間が足りずに仕事を終わらせられないことや「役に立ちたい」「認めてもらいたい」といった達成感・自己肯定感が満たされないことがあります。時短になる前にできていたことができなくなったり、時短勤務になった際に異動になり、初めての業務で慣れずに苦しむケースなどもあります。

やったことがない仕事では、絶対に間違いが起こるものです。最初は丁寧にやっていても時間が足りなくなり、少し雑になり、ミスが起こるケースです。時短勤務の場合は単純に時間が足りなくなるので、完璧を求めずに8割の出来を目指すという考え方もあります。完璧を求めすぎないことや、はじめから時短勤務が前提となる仕事に就くということも、意外と大事な考え方かもしれません。

短時間ワーク

また、こうした悩みを抱えているのは、自分だけではありません。悩みを話せる、共感できる友人を職場内外に作ることも大切です。

時短ワーママが実践すべき働き方の4つの心得

「時短勤務は迷惑なのか?」という悩みを、時短社員はどのようにして解決していけばいいのでしょうか。時短勤務の方ができる働き方・振る舞いを紹介していきます。

1つ目:同僚や上司とのコミュニケーションを増やす

とても基本的なことではあるのですが、周りとのコミュニケーションを強化することが一番重要です。理由としては、コミュニケーションの量が信頼関係を生み、リレーションが取れてくるからです。定期報告を自ら行い、仕事に関係ない雑談も多少行うことが大切です。それがないとコミュニケーションギャップが出てきてしまい、急な休みが生じた際や、ミスが起こったが引き継がないといけない時などに気持ちよく受けてもらえなくなります。

これは時短社員に関わらず必要なスキルではあるのですが、時間が限られている分、周りよりも多く情報共有を細かく行うことが大切です。これができていると、相手の指向性や、自分がいない時(退社後)の話なども拾えるようになります。基本である感謝の言葉も忘れてはいけません。仕事が忙しくても、常にコミュニケーションをとるようにしてください。

2つ目:できることとできないことをしっかりと伝える

できることとできないことを伝えるのも大切なスキルになります。あやふやにしていると、自分ができない仕事が否応無く降ってきます。例えば絶対に伝えないといけないことは、「何時に帰らなければならないのか」「連絡が取れない時間帯はいつか」などです。この辺を上司や周りに伝えなければ、時間外業務も少しお願いできるのかな?と思われてしまいます。守らないといけないことを整理し、事前に上司に共有しておきましょう

上記以外にも伝えて欲しいことがあります。それは、「この会社(職場)で頑張っていきたい」という気持ちや仕事への意欲です。このような思いは、自分ではちょっと言いすぎかなと思うくらい発信してやっと周囲に伝わるものです。あなた自身にやる気と会社に貢献する意志があるということを分かってもらわなければ、まず周囲の協力は得られません。他の社員よりも早く帰る、担当できる業務に制約があるなどの場合は特に、この点を意識してください。それができていると周りと同じ視座に立っている印象がつくはずです。

3つ目:時短勤務の権利ばかり主張しない

職場の方々は、同じ視座を持った同士です。つまり、互いに大事な目標を持った上で働いている仲間になります。そのことを理解し、自分の主張ばかりを訴えるのではなく、互いのことを尊重した会話をすることが求められます。周囲と調和しながら、仕事ができる時短社員を目指してください。

やってはいけない代表的なNG事項を紹介します。

  • 「時間がないから、やっておいて」と当たり前のように頼む
  • 「家事・育児と仕事の両立は大変」とアピールしすぎる

この2つは例え話ではありますが、要は自分の当たり前を相手に押し付けると拒否反応を生んでしまうということです。当たり前ほど人によって違いがあるものはありません。もちろん時短社員の方が大変なことはわかりますが、フルタイムの方も同様に大変な苦労を抱えていることを覚えておいて欲しいです。

4つ目:自分ができる仕事の範囲とモチベーションに折り合いをつける

復職後の時短勤務者(ワーキングマザー)からよく聞かれるのが「育休前より簡単な仕事ばかり任されるようになってモチベーションが下がる」という不満の声です。しかし同時に「頑張りたいけど出産前と同じような働き方はできない」という声も、同じくらいよく聞かれます。

この二つの声は一見相反するようでいて、実は根っこにある問題は同じだったりします。どちらも上記でお話してきたような職場内でのコミュニケーション・発信に課題があることが多いのです。簡単な仕事ばかりで不満なのは、「私ならもっとやれる」という意欲が職場内に伝わっていない可能性が高いですし、復帰後も激務で辛いのは、新たに制約が生まれた復帰後の状況について上手く伝わっていない点があるのかもしれません。

「誰も私のことを理解してくれない」と一人モヤモヤする前に、ちょっと振り返って、これまで培った経験やスキル、職場での役割などを整理してみてはいかがでしょうか。きっとあなたが得意とする仕事はあります。そのスキルが磨かれ、能力が向上していくと、周りからも重宝される存在になるはずです。大事なのは周りへの働きがけとスキルの強化です。あなたにしかできない仕事ができると、モチベーションは上がるものです。もちろんそれを誰にでもできるようにするのも会社の仕事ではあるのですが、あなただけの特別も一部作っておくことは大事です。

まとめ

時短勤務者の悩みと周りの悩みまとめました。自分は迷惑なのか?と攻める気持ちもわかりますが、それは勘違いです。今の行動を変えればきっと職場で必要な人に変われます。仕事に対する意識を周りに伝え、積極的にコミュニケーションをとってください。そうすればきっと周りからもサポートも増えます。

また自分が得意なスキルかつチームに貢献できるスキルを見つけてください。それが磨かれると時短勤務であっても職場内での立ち位置が変わります。単純作業しか頼まれない人から、チームに必要とされるメンバーになります。もちろん時間的制約はあるので、その点は間違いなく線引きするべきです。

場合によっては、時短勤務のとりやすい職場環境への転職もひとつの手です。時短勤務だからこそ自分の価値を発揮できる環境は数多く存在します。このような働き方を推奨する企業を探してみることは、育児をしながら自身のキャリア形成をおこなっていく上で重要な働き方の選択だといえるでしょう。

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