お役立ち働き方特集

パートとアルバイトの違いとは?社会保険や扶養・法律上の差について

お仕事を探していると、「パート募集」「アルバイト募集」という文字を多く見ますよね。
いずれも条件は自分の働きたいスタイルに合致するのだけど、なんで名称が違うの?法律的には同じ働き方なの?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか? イメージ的には同じ働き方のように思えるけど、いざ面接にこぎつけると「ほしい人材はアルバイトだから」と自分の条件に合致せず採用してもらえない結果に! これって何が違うの?
アルバイトやパートといった形態で働きたい人のために、その違いや正社員との違いなどを解説していきます!

パートとアルバイトの一般的な使い分け

実は求人を出す企業によって、「パート」と「アルバイト」の使い分けはまちまちなのです。
しかし、あくまでも一般論としてですが使い分けされている事もありますので、下記にまとめてみました。

<パートとアルバイトの違い>

パート:週20時間以上働ける人、主婦層の短時間労働
アルバイト:週20時間未満での就労希望者、学生層の副業

ただし、先述の通りあくまでも一般論ですので、すべての企業に当てはまることではありません。 募集要項や採用条件に関しては事前に確認してください。

法律上の違いとは

法律の観点からすれば、実は「アルバイト」も「パート」も区別はなく、すべて「短時間労働者」というくくりに入ります。 以下で詳しく解説していきます。

パートタイム法では「パートタイム労働者」

そもそも短時間労働者(パートタイム労働者)の定義とは、下記のようになります。

第二条 この法律において「短時間労働者」とは、一週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者(当該事業所に雇用される通常の労働者と同種の業務に従事する当該事業所に雇用される労働者にあっては、厚生労働省令で定める場合を除き、当該労働者と同種の業務に従事する当該通常の労働者)の一週間の所定労働時間に比し短い労働者をいう。

※「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律」 第二条

この定義、条件に当てはまる労働者はすべて「短時間労働者」と位置づけされますので、このことからも、アルバイト/パートという区別はないといえます。

参考サイトURL:e-Gov

労働基準法では「労働者」

では、労働基準法における場合はいかがでしょうか? 労働基準法では、下記のようになります。

第九条 この法律で「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所(以下「事業」という。)に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

※「労働基準法」 第九条

つまり、フルタイム(正社員)でも短時間労働者でも「労働者」という定義に入り、働き方のスタイルの違いで区別されることはないという事です。

参考サイトURL:e-Gov

社会保険における違い

上記にもありましたように、パート、アルバイトは呼び方が違うだけで、同じ短時間労働者であり、社会保険における待遇の違いはございません。また、短時間労働者でも、「法律上の労働者」である以上、一定の条件を満たせば、厚生年金保険や健康保険へ加入することができます。

<厚生年金保険や健康保険への加入条件>

 所定労働時間が週20時間以上
 月額賃金が88,000円以上
 勤務期間が1年以上見込み
 学生ではないこと
 従業員数500人以上の会社に勤務、もしくは500人以下でも社会保険加入について労使合意が取れていること

引用元URL:政府広報オンライン

なお、社会保険へ加入することで、配偶者控除や扶養控除を受けられなくなる可能性もございます。

【関連記事】短時間労働者・派遣ワーカーの社会保険適用条件を解説

養控控除における違い

パートとアルバイトで、扶養控除の扱いに違いはございません。
※扶養控除とは 世帯主に生計を一つにする扶養する家族がいる場合は、世帯主の収入から相当分が控除され、所得税が緩和される仕組みです。

<扶養親族に該当する人>
扶養親族のうち、その年の12月31日現在の年齢が16歳以上である人
配偶者以外の親族または都道府県知事から養育を委託された児童や市町村長から養護を委託された老人であること
納税者と生計を一にしていること
年間の合計所得金額が38万円以下(給与のみの場合、給与収入103万円以下)
青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと、または白色申告者の事業専従者でないこと

参考サイトURL:国税庁

労働関係の法律の適用範囲

正社員でも「短時間労働者(パート/アルバイト)」でも同じ労働者になります。
よって労働基準法の下においては、短時間労働者でもその法律が適用されます。 (勤務時間や契約内容で差別されることはございません。)
しかし、短時間労働者は有期労働契約であることが多く、更新時にトラブルも多いので、契約内容を必ず確認するようにして下さい。

参考URL:労働基準法のあらまし 

労働関係や働き方の違い

「短時間労働者」と「正社員」とでは、勤務時間や出勤回数などの違いがあるけれど、実質、正社員と何ら変わらない働き方をする人も少なくありません。
しかし、企業の経営状況によっては、「有期労働契約」が中心の短時間労働者から足切りされることもあるため、業務において自身の価値を示す事や地位の確保が大切になります。

参考URL:のんびっき

パートと正社員はどちらが得か

福利厚生面や収入面に関してはやはり正社員のほうが得だと言えると思います。 (パートは法定外福利が受けられない可能性があり、退職金や賞与がないことも多いです。)
しかし、家庭や育児、学業との両立を図るときは当然時間的制約の少ない(パート/アルバイト)のほうが得です。
パート/正社員の損得に関しては、個人の生活背景や価値観によりところもあるので、ライフスタイルなどを照らし合わせながらご自身の働き方を考えまてみてください。

参考サイトURL:ミドルシニアマガジン

履歴書で必要な項目の違い

パートとアルバイトで、履歴書に記載する項目に違いはありません。
当然ですが、働き方の希望は必ず履歴書に明記することが大切です。 ご自身の希望条件に関して、記載漏れのないようにしましょう。

<参考希望条件一覧>

働ける曜日、時間帯
希望する職種
希望する勤務地
□希望する通勤方法 など

参考サイトURL:お仕事探しマニュアル

最後に

今回はパートとアルバイトの違いに関してご説明しました! 基本的には「法律上違いはない」という事をご理解いただければと思います。 しかし、企業によって独自の使い分けをしている企業がある事も事実です。
そういった際には、「パート」や「アルバイト」といった言葉にこだわるのではなく、ご自身の希望の働き方をしっかり伝える事が大切になります。

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