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育休明けの復職ママ必見!時短勤務の申請理由と書き方【例文あり】

10月〜12月になると保育園の申込みがとても多くなります。都内であれば、認可保育園に入るためにたくさんの戦略を立てて動かれる方がいらっしゃるのではないでしょうか。育休明けで復帰を控えたママは、子どもはまだ0歳だが保育園の選考もクリアし復職の準備も整った方も多いと思います。もしくは、「子どもの送迎などを考えるとフルタイムは厳しい。」や「時短での復職を考えており、波風の立たないスムーズな申請をしたい。」と思っている方も多いと思います。そのような方の助けとなる時短勤務の申請理由と書き方を紹介したいと思います。

育休明けの復職ママ必見!申請の前に知っておきたい時短勤務の基礎情報

まずは時短勤務を望まれる方は、基礎的な知識を押さえる必要があります。復職および時短勤務の申請の前に、時短勤務にはどのような形式があるのか、どんな人が利用できるのか、給料はどうなるのかなど、気になることはたくさんあると思います。基礎が抜けるとあとで「知らなかった」「悲しい」などのギャップが生まれるため、基礎はまず押さえるようにしましょう。

最適な働き方は?時短勤務の4つの形式

時短勤務のまず基礎から押さえましょう。一般的には7.5時間~8時間程度の所定労働時間を、6時間に短縮することが時短勤務の典型例になります。時短勤務には代表的な4つの形式があります。

  1. 所定労働時間を短縮する
  2. 出勤時間を遅くする
  3. 退勤時間を早くする
  4. 日ごとに出勤時間や退社時間を変えられるフレックス制度

保育園に通っている子がいるのであればどの形式がよいのか?介護が理由であればどの形式がよいのか?夫やケアワーカーとの協力体制も考慮して考えてみるのがおすすめです。

<保育園に通わせた場合の時短事例>

通常9時〜18時 → 10時出社〜16時退社、9時30分出社〜15時30分退社に短縮

など会社により調整されているところもあります。旦那さんが朝保育園に子供を連れて行って、帰りは奥さんが迎えに行くという風に割り振りしている方もいらっしゃいます。

時短勤務を利用できるのはどんな人?

時短勤務は「育児・介護休業法」によって定められた決まりのひとつで、育児や介護をしながらでも、無理なく仕事が続けられるようにするための制度です。該当する方は全員時短勤務が取得可能です。そのため事業主は、短時間勤務制度を設けなければならないことが法律で定められています。拒否権はありません。

育児のための時短勤務措置と対象者

まずは育児の時短勤務者から紹介させて頂きます。まず対象は以下になります。

  • 3歳未満の子を養育する従業員
  • 短時間勤務をする期間に育児休業をしていない
  • 日々雇用される労働者でない(日々紹介でない)
  • 1日の所定労働時間が6時間以下でない
  • 労使協定により適用除外とされた従業員でない

※労使協定により適用除外とされた従業員:以下のア)~ウ)の従業員は労使協定により適用除外とすることができます。  

  • ア)当該事業主に引き続き雇用された期間が1年に満たない従業員  
  • イ)1週間の所定労働日数が2日以下の従業員  
  • ウ)業務の性質又は業務の実施体制に照らして、短時間勤務制度を講ずることが困難と 認められる業務に従事する従業員

※このうち、ウ)に該当する従業員を適用除外とした場合、事業主は、代替措置として、以下のいずれか の制度を講じなければなりません。

  • (a) 育児休業に関する制度に準ずる措置
  • (b) フレックスタイム制度
  • (c) 始業・終業時間の繰上げ・繰下げ(時差出勤の制度)
  • (d) 従業員の3歳に満たない子に係る保育施設の設置運営その他これに準ずる便宜の供与

参考:厚生労働省、改正・育児休業法が全面施行されます!

3歳以下の方は問題なく取得できるため、まだの方はすぐに申請してみるといいと思います。

介護のための時短勤務措置と対象者

介護のための時短勤務措置の条件は以下になります。

  • 要介護状態にある対象家族を介護する従業員
  • 日々雇用される労働者でない
  • 労使協定により適用除外とされた従業員でない

※労使協定により適用除外とされた従業員

  • 入社1年未満の労働者
  • 申出の日から93日以内に雇用期間が終了する労働者
  • 1週間の所定労働日数が2日以下の労働者

時短勤務の給料はどうなるのか?

続いて気になるのが給料の部分だと思います。時短勤務だと減るのか?減るのであれば、どのくらい減るのかとても興味があるのではないでしょうか。まず知っておくべきことが2つあります。

  • 企業は短縮した労働時間に対する給与を支払う義務はない
  • 時短勤務になると給与が減額となる場合が大半。一部変わらないケースもあります。

事例で見ていきましょう。

<事例Aさん(基本給月30万円)の場合>
30万円×(6時間÷8時間)=22.5万円 なります。※8時間労働→6時間労働

もちろん残業した場合は別途支払われます。このような計算式になります。1日2時間だと1週間で10時間、月で40時間分給与が減ることになります。

年収の場合の参考例が以下になります。

年収が高い人ほど、差額が大きくなることがわかります。もちろん事業社側は減った分は払わなくて大丈夫です。ただし、それ以上に減らすことはできません。

どうする?時短勤務の申請・取得理由

時短勤務とはどのようなものかご理解いただけましたでしょうか。利用できる人がどのような人か、またその際の給与などがある程度想像できたと思います。それではこれからは時短勤務の申請方法や理由を紹介したいと思います。

「やむを得ない理由」として伝える必要はない

まず覚えて欲しいのはやむをえない理由として申請する必要はありません。

「片道1時間半かかるため、時短勤務でなければならない」「通わせる保育園が延長保育に対応していない」などの理由を添えて、申請することは不要です。なぜなら育児介護休業法で定められているからです。「事業主は、3歳に満たない子を養育する労働者が請求した場合においては、時短勤務を認めなければならない」とあります。つまり、「3歳未満の子を養育するため」と時短申請すればいいのです。これは会社が守らなければいけない義務であり、それを会社が拒否することはできません。1日6時間までの時短勤務は可能です。悩まれている方は回りくどい理由はなしに、「3歳未満の子を養育するため」と申請してください。

会社の独自制度がないか確認しておく

また会社によってさらにいい制度がある企業もございます。上記は法律上のことであって会社によっては別の制度もあります。一度人事や総務に確認してもいいかもしれません。例でいうと、在宅やフレックス制度です。他にも会社によっては小学3年生まで時短勤務が可能な会社もあります。ぜひ確認して見てください。

外部リンク:時短勤務とフレックスタイム制度の違いとは?

時短勤務申請とその理由の書き方

それでは実際に申請する際の書き方を紹介したいと思います。例として育児での申請の書き方とポイントを説明いたします。

時短勤務申請の書き方のポイント

「時短勤務申請の書き方のポイント」

  • 社内に時短勤務申請用のテンプレートがないか確認する
  • 申請書の提出先を確認する(直属の上長?人事部の担当者?総務部の担当者?)
  • 時短勤務を申請したい期間を決める
  • 緊急連絡先を明示する

まずは自社の申請フォーマットの有無を確認し、エスカレーションの手順を把握するようにしてください。

時短勤務申請メールの例文

メールでの例文を紹介させて頂きます。この文をコピーして申請するだけで大丈夫です。もちろん上長に確認の上作成願います。

■メール文

件名:育児による時短勤務制度申請願

ОΟ(人事部長、など申請書の提出先、担当者役職)殿

お疲れ様です。

ОΟ部のОΟです。

生後Оヶ月の子の育児のため、

平成О年О月О日~平成О年О月О日迄

時短勤務制度を利用したく、ここに申請いたします。

許可をいただけますよう、お願いいたします。

————記————

1.申請者

 ОΟΟ部ΟΟ課ΟΟΟΟ

2.育児による時短勤務期間

 平成О年О月О日~平成О年О月О日迄

3.理由

(例)О年Оヶ月の子(第О子)の育児の為、社内規則О条О項の規定に基づく、育児休業の取得

4.緊急連絡先

携帯電話(000-0000-0000)

メールアドレス(ОΟО@ОΟОΟ.ОΟО)

備 考

(例)携帯電話での連絡はできるようにしておきますので、何かあればご連絡ください。

*************************

      署名

*************************

 などになります。回りくどい理由などは必要ありませんので、ご安心願います。もちろん事前に直接伝えられるのであれば、直接伝え、メールするのもありです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。時短勤務の申請理由と書き方の紹介でした。再度要点をまとめると

①時短勤務の基礎情報

  • 「育児・介護休業法」の対象者
  • 時短勤務は4つの形式があること
  • 給与が少し下がること

②申請理由は問われない

  • 3歳未満の子どもがいる場合は、会社は認めなければいけない
  • 申請理由はシンプルでいいこと
  • 会社独自の制度がないか確認する

③社内の申請フローに基づいて、例文を参考に申請すれば問題ない

  • メール文をコピーして作成ください

以上になります。

最後に、「時短申請は迷惑に思われる」「休みがちで周りの負担が増える」「同僚がイライラしそう」などといった遠慮は、申請の段階では不要です。ただし、周りのメンバーへの感謝の気持ちを忘れずに、それを日々の振る舞いにも反映させることを意識してください。そうすれば周りの方も協力してくれるはずです。少しでも悩まれているのお役になれば幸いです。